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シドニーで日本語教師

by 日本語教員 in オーストラリア

派遣校はオーストラリア最大の都市、NSW州シドニーの中心部にある公立の小学校(プライマリースクール)です。シドニーの観光名所、ハーバーブリッジやオペラハウスも徒歩数分圏内のところにあります。

この学校では、これまで20年近く、日本語の授業が取り入れられてきました。これまで日本語教師海外派遣に参加された日本語教師が何人も活動してきており、日本語の教材は手作りの物も含め、豊富にそろっています。日本語の授業以外でも、例えばArtのクラスでも、日本文化からの教材が多く使われています。教えていただく日本語のレベルは、簡単な挨拶から歌などが中心の、ビギナーが対象となります。

具体的な勤務条件は、主に授業中の発音や会話のサポート、文化紹介、そして教材の充実化を図るための業務が中心となります。

現在は火曜日にLibraryの授業、水曜日にArtの授業、木曜日に日本語の授業が行われており、日本語・日本文化に関連付けた授業が行われているので、日本語の授業のみならず、ArtやLibraryの授業も、積極的に他教科の先生のお手伝いをお願いします。Artのクラスでは漢字の導入が試みれれており、その授業用の教材作りやアドバイスも日本語教師に期待されています。


また、学校からのリクエストで、日本から、筆ペン (普通の筆はすでに完備されてますので、筆の内部に墨が入っているペン) 数本と、子供用の歌の入ったテープやCD を持ってきていただけると授業に役立つとのことです。

教える生徒の対象は5歳から12歳ですので、小学生が喜びそうなもの(お金をかけなくても集められるもの。例:.広告・古い雑誌など)もご持参されると授業で重宝することでしょう。

シドニーの中心地に所在するという場所柄、いろいろなナショナリティー(国籍)と様々な家庭環境の生徒が集まるので、この学校の先生方は(思いやりと優しさを持ちつつも)とても厳しく生徒たちに接しています。

どの先生も空き時間には、英語の表現や発音を可能な限り熱心に教えてくださいますが、小学校はとても忙しく、先生方同士では、なかなかゆっくりと時間を取ってお話しする時間がありません。先生方は、子供達が日本語教師を通して日本語に触れる機会をたくさん作ることを期待されています。積極的に生徒たちとコミュニケーションを取ることを心掛けてください。学校に派遣された当日から、すぐに活動に入っていただきますので、コンタクトスタッフとの事前コンタクトはしっかりと渡航前より取り、準備を進めてください。

日本語教師としての授業中の心構えですが、まず必ず、小さなノート、筆記用具、辞書を持参し、授業中いつでも持ち歩くよう心がけてください。授業中、落ち着きのない生徒などには、どんどん簡単な日本語で話しかけて、フォローしてあげてください。

スタッフルームでの心構えとして、毎日11:00からモーニングティーの時間があります。この時間には、先生方は何かをつまみながらゆっくりとお茶を飲んだりして過ごします。これは、学校の先生方とコミュニケーションを深めるいい機会ですので、派遣中、1日最低1回はスタッフルームを訪れるようにし、コミュニケーションをはかってください。例えば、日本の食べ物・お菓子などを持参し、「皆さんで食べてください」と振る舞うなどすれば、会話も弾みやすくなることでしょう。学校に備え付けてあるコーヒーやミルクは、飲食可能ですが、常識の範囲内で使うようにしてください。

学校の休み時間は、積極的に生徒たちとコミュニケーションを取るようにしてください。廊下ではもちろん、休み時間には校庭に出たりして、子どもたちにシンプルな日本語で、どんどん話しかけてください。スタッフルームに、ずっとこもるようなことのないようにお気をつけください。

その他の注意点として、オーストラリアでは、学校以外での生徒とのコンタクトは禁じられています。生徒たちから、携帯の番号やe-mailアドレスをもらわないでください。また、ご自分のものを生徒に渡すこともやめてください。先生として、自覚ある行動をお願いいたします。

オーストラリアでは、日本では考えられないほど児童保護法が厳しく、子どもを体罰その他から守ることに敏感です。勘違いされる恐れのある行為、例えば、タッチ(体に触れる)、ハグ(挨拶で軽く抱きしめる)、キス(お別れの挨拶)は絶対にしないでください。

また、子どもっぽい行動は避けてください。生徒に手を振る、はしゃいだ声を出す、追いかける、じゃれるなどの行動は、先生としてふさわしくありません。これらは、生徒とコミュニケーションを取っているのではなく、「ただ行動が子どもっぽい」と、先生方の目には映ります。あくまでも落ち着いて、大人として振舞ってください。

前述の通り、この学校では様々なナショナリティーと生活環境からきた生徒が多いため、「オーストラリアでの共通の、一般的なマナー」も授業中に教えることを教育方針のモットーとしています。日本語教師として赴任後、はじめはその厳しさに驚かれるかもしれませんが、ご理解ください。

その他、雑多な注意点として、貴重品は学校に持っていかないでください。また、子どもたちは好奇心旺盛ですので、電子辞書なども放置せず、しっかりと自分で管理してください。

服装は、ジーンズやノースリーブなどは大丈夫ですが、腰やおなかが出るもの、派手な色のものなどは避けてください。生徒たちとのアクティビティーの際、激しく動いても、腰やおなかが出ないものにしてください。ピアスや貴金属類は生徒がケガをする場合がありますので、外してください。

学校にて、日本製の電化製品を使う場合は、変圧器が必要となります。その予定がある方は、事前に変圧器をご用意ください。

滞在先はホームステイとなり、個室があてがわれます。ホストファミリーの長男がこの派遣校に通ってますので一緒に通学していただくようになります。

ステイ先はサーファーでにぎわうボン大ビーチのすぐ近く、Cityまでバスで30-40分程のところにあります。日用雑貨のお店も近くに多数あり、便利なところです。

ホストファミリーは、これまでも日本や韓国からの留学生などを積極的に受け入れたことのある、経験豊かなファミリーです。ビーチへ行ったり、アートギャラリーを訪れたりと、とてもアクティブな生活をされています。家には、スパつきのプールがあり、大きなリビングルームには、DVDやテーブルフットボールゲームなどがあり、これまでのステイ者もみなさん、快適に過ごされていました。

小学校での日本語教師活動は、非常に忙しく、また日本語学習者が初級者ほど、日本語教師に求められる英語力も高くなりますので大変な面もありますが、日本語教師として充実した経験を積むことができることでしょう。

・・・

■オーストラリアでは英語を使って日本語を教えます。いわゆる「間接法」というものです。 シドニーの日本語教師養成講座では、主に英語圏の人々に日本語を教えるために特別に開発された日本語教授法を学習します。日本語非母国語者がが日本語を学ぶ場合、読み書きや文法などの卓上の理論よりも、「会話」の方がよりおもしろく実用的で、学習効果が高いため、ローマ字を使って音から日本語の形態と構文を勉強します。この日本語教師養成講座では、講座の前半は英語を使って日本語を教える間接教授法、後半は日本語を日本語で教える直接教授法の学習をします。
また、受講中は、受講生一人一人に模擬レッスンが課せられ、理論を実践化する大切なロールプレイング訓練もおこなわれます。



Japanese Language Teacher in Sydney, NSW Australia
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