日本語教師の待遇

日本語教師海外派遣・イギリスの派遣地はロンドン郊外、ロンドン南へ電車で1時間40分ほどのFareham(フェアハム)の2歳~13歳を対象とした私立の共学校です。

日本語教師に勤務していただく日本語クラスや課外活動は現地到着後、deputy head teacher(教頭先生)によって決められます。

派遣される日本語教師の滞在先は、学校敷地内にある寮をご用意してあります。滞在費は無料です。食事は、ダイニングホールにて同じく寮に滞在している生徒達(寄宿生ら)と一緒にとっていただく分は無料です。同校に勤める他の先生方も通常、一緒に食事をとられています。
寮生活では、その他16：00にCommon Roomにおいてスタッフティータイムがあります。寮においては、寮監のご夫妻が常駐してますので、寮母・寮父ご夫妻に身の回りのご相談事など尋ねてください。

派遣校は、将来的には日本語を正規授業として取り入れていくことを予定してますが、そのための事前の試しとして、今回、日本人の日本語教師の受け入れを決定しました。そのため、今回の日本語教師の活動に大きな期待を寄せております。

また近々、日本人の生徒(留学生)が入学する可能性もありますが、こちらもまだ試行段階で、未定の部分があります。もし日本人留学生が入学した場合は、この生徒が早く学校になれるようなお手伝いも日本語教師にお願いしたいとの事です。

また派遣校では、現在、週1回以上、放課後に課外授業として興味のある生徒を集めて日本語・日本文化の授業をおこなっており、着任いただく日本語教師には、生徒達が日本語や日本文化に興味を持ってもらえるよう、積極的にアイデアを出していただきたいとの事です。やってみたい事は積極的にアピールし、日本語の授業の開拓と定着に尽力してください。

派遣校があるFareham(フェアハム)は小さい町ですが、近年、ショッピングモールやレジャーセンターなどもでき、また、近くにはPortsmouth(ポーツマス)やイングランド プレミアリーグにチームがあるSouthampton(サウサンプトン)などの大きな街があり、施設も充実してますので、現地生活に慣れてきたら、休日などに周辺の町へ足を伸ばしてリフレッシュされるとよいでしょう。フェアハムへはロンドンからは乗り換え1回、1時間に4本ほど電車が出ています。

ポーツマスとサウサンプトンは、英国屈指の港町です。ポーツマスは有名な軍港で、トラファルガー海戦で有名なネルソン提督の軍船もこのPortsmouthに停泊しています。Southamptonは貿易港で、Felixtowe(フェリクストウ)港と並び東洋からの貿易船が到着する港です。　近くにはワイト島もあり、観光には最適です。　

Farehamは直接港に面してはいませんが、海に近い地域ですので、気候的にもロンドンよりは過ごしやすいです。

派遣校があるこのイングランド南部・南西部は、英国人にとっての避暑地ですので、環境としては最高の場所です。また、ソールズベリー、ウインチェスターなどの伝統的な寺院も1時間程度の距離にあり、花々が咲き乱れる美しい地域。英語も比較的に発音のきれいな地域で、有名な私立校も数多くあります。

日本語教師活動以外にも充実したイギリス生活が堪能できることでしょう。

■イギリスで日本語教師になるには、他の欧米圏同様、日本語の需要がなく、また就労ビザの面からも非常に難しいイギリスでの日本語教師の現状を理解する必要があります。
■但し、個人チューターレベルではポツポツと日本語を習いたい、といった日本語教師の需要はありますので、そのため、イギリスご在住の方から、イギリスで受講できる日本語教師養成講座には、たくさんの受講生がイギリスに誕生しています。欧州地域では日本語教師養成講座受講生はイギリスがダントツで多く、次にフランス、ドイツとなっています。

England, UK
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